Teachings of Buddha

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遥かなる霊性への旅

Vol.2 摩訶般若波羅蜜多心経

Maha prajna-paramita-hrdaya
Great teaching of Buddha--to reach the ultimate truth.
偉大なる最高真理への仏の教え

歌、作曲、編曲、プログラム、ミキシング、撮影、編集、和訳/栁澤瞳生M.jpg
英訳/田辺幸枝、西本祥生


仏の教え  Vol.1 摩訶般若波羅蜜多心経


私が般若心経に、何らかの特別な意識を持って接したのは25年ほど前の事だ。
当時ソロアルバムの制作中で、体力作りと称しウォーキングを始めたのがきっかけだった。
5キロほどのコースの中に、まずは神社に立ち寄り二拝二拍手一拝と云う動作を加えてみた。
これが案外心地好く、ウォーキングがワンランクアップグレードする気がした。

そして次に思いついたのが、般若心経を唱えながらウォーキングをすると云うアイデアだった。
般若心経を唱えながらウォーキングをすると云う事は、
般若心経を暗記しなければならないと云う事だ。
早速、義姉が持っていた般若心経の解説本、上下巻を借りた。
エイトマンの作者、桑田次郎さんが書いた、勿論漫画だ。
これまで解説本は数多く読んできたが、この桑田次郎さんの解説本は
漫画である分、他のモノよりは楽しく解りやすく般若心経に触れる事が出来たと思う。
結局この時はレコーディング終了と同時に暗記作業も終了し、半分程度憶えるに留まったが
般若心経の全体像には微かに触れたような気がした。

そしてこの後、般若心経と再会する事になるのはその18年後、
妻の七七日の法要の後だった。

年も明けたと云うのに、夕暮のベランダから沈む夕陽を眺めるだけが日課だった。
時々立ち寄る本屋のレジの横の特等席に、
手に取りなさいと云わんばかりに、高々と積み上げられた本
立松和平訳「般若心経」だった。
立松和平さんのあの微妙な訛りが聞こえてくるようで、般若心経がとても身近に感じられた。

そして私は、ついにこのお経をクリックしてしまい、
ネット世界の広がりのように、釈迦の教えの世界へと深交した。


釈尊を一人の人間としてとらえるならば、
彼は偉大な哲学者であり、天才的な思想家であり、豊かな表現力を備えた詩人であると云える。
そしてその「教えの言葉」は美しく完成され、弟子達に優しく歌い語られたのだろう。

私の旧友に3人のヒンズーの僧侶がいるが、
彼らの教えはそれぞれがひとつの楽曲になっている事が多い。
その事から察すれば、釈尊の「教えの言葉」は美しい旋律でもあり、
その歌声は人々を魅了したに違いないだろう。
哲学者、思想家、詩人、さらに釈尊を憶い描くならば
歌手と云う項目も、私は是非付け加えてみたい一項目だと思う。

そしてさらに妄想を膨らませるとすれば、釈迦族の王子として生まれて来たと云う事実。
王はおそらく国で一番美しい女性を妻とするだろうから、その子供釈尊はかなりのイケメンで、
古くからの土着的なヒンズーの教えなども取り入れながらオリジナル曲を次々とヒットさせた、
実は彼は才能あふれるシンガーソングライターだと云う事になる。
祇園精舎は日比谷野音で、弟子達はこのロックスターの大ファンで熱烈な追っかけだったと云う事だ。


釈尊は「瞑想」と云う画期的な方法により「空」を体感した。
この宇宙に存在するすべてのものが、
粒子により構成されていると云う事実は、今では誰もが知る事が出来る。
しかし釈尊は、遥か2500年以上も前に、この事実を「瞑想」により体感してしまった。
言葉にするなら「自己の内なる宇宙」を見い出したと云う事になる。

私も貴方も路傍の石も、粒子のレベルに達すれば皆同じ宇宙の塵のようなもので
何ひとつ異なりはしない。
そしてそれら一つ一つの粒子に自我などは存在しない。
自我などが存在するはずも無い。
だがやがて自我が芽生え、その粒子は私となり貴方に成長してしまう。
私となり貴方になると云うところから、すべての迷いと苦しみが生まれる。

自己の内なる宇宙を体感し、宇宙と一体化した状態が「空」で
般若心経はこの時の状況を綿々と解説している。
これは釈尊の教えの根底にあるものだ。
要するに、「人間も野に咲く一輪の花も同じ一点の命」と云う事実にたどり着く。


自我を確立し自立した「個体性」が関係仕合い発展し、この社会は形成された。
より良いとされる社会を築く為には合理性が最重要視され、
「人間も野に咲く一輪の花も同じ一点の命」などと云う非合理的な「全体性」は
社会の発展と拡大には逆行する、オカルティズムだとされ排除されて来た。
合理主義が科学の発展を促し、当たり前のように地球を覆いつくし、
それまで神と呼ばれたものに取って代わろうとして来たが、
その合理主義と科学は、この世の謎や苦しみをどれだけ解き明かし、
人々をどれだけ幸せにして来たのだろうか。
豊かな社会を作ろうとしたその思想は、どれだけの戦争と貧困を生み出したのだろうか。


仏の教え、すなわちお経は八万四千巻あるとされている。
幸い私はどの派閥にも宗派にも属さない、自由気ままな信心(しんしん)だ。
言い換えれば、何の制限も無く釈尊の教えに触れる事が出来る。

般若心経の作曲及びレコーディングにはおよそ3ヶ月の時間を要した。
和訳、英訳、映像の制作編集等を含めると半年ほどの月日が過ぎた。
第1巻目のレコーディングで試行錯誤の繰り返しだったと云う事もあって、
時間がかかり過ぎたのかもしれない。
ここからは3〜4ヶ月毎に1巻を完成させるとして、10年でなんとか40巻。
目標は108巻のレコーディングだ。80を有に越える年齢となる。
この仕事は音楽に支えられ、釈尊の教えに救われ、ここまで生きて来られた私の最後の仕事だ。
釈尊の素晴らしい哲学を、私の持つ「音楽」と云う表現形式で
一人でも多くの人に伝えられるとしたら、この上のない幸せだ。


釈尊の大ファンとして熱烈な追っかけとして、また一人の「信心」として
私は釈尊の袈裟の裾をしっかりと握りしめていたい。
そして私が旅立つ朝、一瞬と永遠が重なり合う至福の時、
釈尊は微笑み、私の手をそっと握り返してくれるだろう。
おそらくこの世に生を受けた者の至高の幸せとは、この事を云うのだろう。
だが残念な事に、釈尊が私の手を取ってくれたかどうかを、皆さんにお伝えする事は決して出来ない。

それは私に与えられた、ほんのささやかな楽しみだからだ。

  2012年 春   鶯の丘スタジオにて  

     仏の教え  Vol.1 摩訶般若波羅蜜多心経 リリースにあたり    

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音源等必要な方、下記メールにてご連絡頂ければ、MP3ファイル等無料にて送り致します。
またご意見、ご感想等お聞かせ頂ければ幸いです。

posi@angelrecords.jp

瞳生式「摩訶般若波羅蜜多心経」和訳

摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時
照見五蘊皆空 
度一切苦厄 

舎利子
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 
受想行識 亦復如是 

舎利子 
是諸法空相 
不生不滅 不垢不浄 不増不減

是故空中無色 無受想行識




無眼耳鼻舌身意 
無色声香味触法 
無眼界 乃至無意識界

無無明 
亦無無明尽 

乃至無老死 亦無老死尽 
無苦集滅道

無智亦無得 以無所得故 

菩提薩埵 依般若波羅蜜多故 心無罣礙 
無罣礙故 無有恐怖 

遠離一切顛倒夢想 
究竟涅槃 

三世諸仏 
依般若波羅蜜多故 
得阿耨多羅三藐三菩提 

故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 
是無上呪 是無等等呪 

能除一切苦 
真実不虚 

故説般若波羅蜜多呪 
即説呪曰 

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶 



     般若心経

偉大なる最高真理への仏の教え

観音菩薩がこの最高真理を究めた時
身も心もすべては「空」だと知り、
すべての苦しみから解放された

シャーリーシーよ  
この宇宙にあるすべては「空」であり
この身も心も「空」である

シャーリーシーよ
宇宙の法則は「空」そのもので、
ここにあるすべての質量や性質が変化する事は無い

「空」とは自我が存在しない
宇宙と一体化した心身の状態である  

ーたとえば野に咲く花のようにー

眼や耳や鼻もなく、何を想うでもなく 
何を感じるでもなく
見える世界も、心に触れる世界も無い 

迷い苦しみの根源が無く
その存在が尽きる事も無い

死と云う概念さえも無く
苦しみにまつわるすべてが無い

悟りも無ければその恩恵もない

最高真理を究めた菩薩は心にこだわりが無い
こだわりが無いから、恐れも無い

この世の幻に迷わされる事も無く
悠久の静寂へとたどり着く

昔も今もこれからも、すべての仏がしてきたように
この最高真理の教えにより
最高真理の悟りに到達する

この最高真理への教えこそ、最も神秘的で輝く真言
最上で比類の無い真言

すべての苦しみを取り除く
嘘偽りの無い真実

ではこの最高真理の真言を唱えよう
その真言を唱えよう

「往く者達よ、往く者達よ
  あの河を渡り 仏国土へと往く者達よ
       永遠の幸せを受け取りなさい」

     最高真理への仏の教え


English translation--Tousei Style

Great teaching of Buddha --to reach the ultimate truth.

when Avalokitesvara-ーthe god of mercy and compassion-ー achieved the ultimate truth,
he realized that all bodies and souls are "empty"
and he was freed from all the suffering

O Shariputra,
know that all there is in this universe is "emptiness"
therefore these bodies and souls are also "empty"
O Shariputra,
; the law of the universe is "emptiness" itself

and nothing ever changes in mass nor characters
"Emptiness" is the state that there exists no Ego
and the state that bodies and souls are one with the universe.

For example, imagine the flowers blooming in a field,

they don't have eyes, ears or noses
they don't think about anything,
they don't feel anything,
there is no world they can see nor touch their hearts.


There is no source for straying and suffering
and there is no end to their existence.


There isn't even the concept of death
and there is nothing that's associated with suffering.

No spiritual enlightenment, no blessing gained.

The bodhisattva found the supreme and ultimate truth

Now he’s free from prejudice.
Free from prejudice, free from fear.

Never lost in delusion of this world -
He reaches the silence of Eternal.

Once, now and forever.
As all the Buddhas have carried out.

The instruction of this ultimate truth enlightens one ultimately spiritually.


The MANTRAーBuddha's preachー
the instruction to this highest truth is the most mystical , and glorious

The master preach with no equal. The MANTRA
Life is relieved of all the pain by The MANTRA

Truth with no falsehood

Now, chant the MANTRA of this ultimate truth(Sing).
Chant the MANTRA(Sing).

those who go -- those who go
Across that river, to the land of the Buddha
Take eternal happiness.

Teachings of Buddha--to reach the ultimate truth.