Teachings of Buddha



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遥かなる霊性への旅

Vol.2−1  仏説阿弥陀経

第一楽章/極楽荘厳の部

Sukhāvatīvyūha /Amitâbha Sutra

Land of beauty and happiness.
幸せにあふれる美しき国

唱経、作曲、編曲、プログラム、ミキシング、撮影、編集、和訳/栁澤瞳生M.jpg

英訳/西本祥生


仏の教え  Vol.2−1 仏説阿弥陀経


皆さんは「極楽」を知っていますか?
何となく読んで字のごとく、極楽は気持ち良くて最高に楽チン、
誰もがそんなイメージを描きます。また極楽と云う言葉はそんなイメージの代名詞にもなっています。

そしてその対極にある「地獄」については、
もう少し具体的な情報やイメージをお持ちのはずです。

どちらも基本的には死後の世界の事ですが、知れば知るほど地獄には行きたくないと思うし、
知れば知るほど極楽に行きたいと願うようになります。これを発願(ほつがん)と云います。
発願は極楽へ行く為の大切なキーワードとなります。

地獄のことは子供の頃より、そのシステムや風景などは聞かされて来たように思います。
しかし極楽のシステムや風景などを話してくれた大人は、残念ながらいなかったように思います。

極楽がどれほど素晴らしい世界で、そこに暮らす人々がどれほど素晴らしい暮らしをしているのか、
そして極楽へ行くにはどうしたら良いのか。これはそんなお話なのです。

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この阿弥陀経の折本は全体の1/2ほどで、全編はこの写真の2倍ほどの長さになります。
今回のレコーディングでは、
ここまでを第一楽章「阿弥陀経/極楽荘厳の部」として一区切りを致しました。


今から2500年前、現インド中東部に位置した舎衛国の祇園精舎にて1250人の弟子達を前に、
釈尊は「極楽」と云う名の「仏の国」の存在を初めて明らかにしました。
そしてその時の話をまとめたものが、この「阿弥陀経」なのです。

阿弥陀経をひと言で云うならば、
極楽に関するすべての情報を取りまとめた、極楽に往くための手引書と云う事になります

(一)

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(二)

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(三)

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阿弥陀経は今から1900年程前にインドで編纂され、1600年前に姚秦の皇帝の命により
鳩摩羅什三蔵法師が漢訳をしました。
そしてその750年後に法然上人が浄土宗を開宗し、阿弥陀経を日本に広め800年の月日が過ぎ、
今ここにこうして在るのです。

縄文時代に語られた教えが弥生時代に編纂、漢訳され平安時代にこの日本で広まり
今日、平成の世で私が唱えている事に深い縁を感じざるを得ません。


西方にあるこの「仏の国」、仏国土(ぶっこくど)と云いますが、
この極楽と云う名の仏国土にいる仏が阿弥陀如来なのです。だからこのお経を阿弥陀経と云うのです。
阿弥陀如来が極楽に住んでいて、極楽は阿弥陀如来の国だったと云う事を皆さんはご存知でしたか?
これらの事柄は簡単な事のようですが阿弥陀経を学ばなければ、実は知る事は出来ません。

阿弥陀はサンスクリット語でアミターバ(無限の光をもつもの)、アミターユス(無限の寿命をもつもの)
の音訳で、無量光仏、無量寿仏とも云います。

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第一楽章/極楽荘厳の部246小節
譜面を書くこの作業が私の場合の「写経」と云う事になる。

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阿弥陀経は仏教の歴史において大きな転機となるお経になります。
これまでの仏教は自分自身が悟るための仏教で、「小乗仏教」と呼ばれるものですが、
阿弥陀経以降の仏教はひとりでも多くの人々を救うための仏教、「大乗仏教」へと移行して行きます。
ちなみに大乗とは沢山の人々を乗せる大きな乗り物と云う意味です。


妙なる天上の音楽が鳴り響き、心地好い香りの花びらが天空より降りそそぎます。
霊鳥たちがさえずり、心地好い風が吹いています。
あたり一面は金・.銀・瑠璃・水晶の四宝で飾られた垣や並木に囲まれ、
八つの効能豊かな霊水に満ちた池は金・.銀・瑠璃・水晶・赤真珠・瑪瑙(めのう)・琥珀の七宝で飾られ、
池の底には黄金の砂が敷きつめられています。
七宝で飾られた高い楼閣がそびえ立ち、池には車輪ほどの大きさの色とりどりの蓮の花が
咲いています・・・・・


この仏国土に生きるすべてのもの達には一切の苦しみがありません。
ただ諸々の楽しみだけを享受しています。だからこの国は極楽と名付けられたのです。

ではどうぞ阿弥陀経をお楽しみ下さい。

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音源等必要な方、下記メールにてご連絡頂ければ、MP3ファイル等無料にて送り致します。
またご意見、ご感想等お聞かせ頂ければ幸いです。

posi@angelrecords.jp

瞳生式「仏説阿弥陀経」和訳

仏説阿弥陀経
姚秦三蔵法師 鳩摩羅什奉詔 訳

如是我聞
一時仏在舎衛国 祇樹給孤独園 与大比丘衆 
千二百五十人倶

皆是大阿羅漢 衆所知識

長老舎利弗 摩訶目犍連 摩訶迦葉 摩訶迦旃延
摩訶倶稀羅 離婆多 周利槃陀伽
難陀 阿難陀 羅睺羅

憍梵波提 賓頭盧頗羅墮 迦留陀夷 摩訶劫賓那

薄拘羅 阿免樓駄 如是等 
諸大弟子 并諸菩薩摩訶薩

文殊師利法王子 阿逸多菩薩 
乾陀訶提菩薩 常精進菩薩 
与如是等 諸大菩薩

及釈提桓因等 無量諸天 大衆倶

爾時仏告 長老舎利弗

従是西方 過十万億仏土 有世界 名曰極楽

其土有仏 号阿弥陀 今現在説法


舎利弗 彼土何故 名為極楽


其国衆生 無有衆苦 但受諸楽
故名極楽

又舎利弗 極楽国土
七重欄楯 七重羅網 七重行樹 皆是四宝
周市囲繞
是故彼国 名曰極楽 

又舎利弗 極楽国土
有七宝池 八功徳水 充満其中
池底純以 金沙布地

四辺階道 金銀瑠璃 玻璃合成
上有樓閣
亦以金銀瑠璃 玻璃車渠 赤珠碼碯 而厳飾之


池中蓮華 大如車輪
青色青光 黄色黄光 
赤色赤光 白色白光 
微妙香潔

舎利弗
極楽国土 成就如是 功徳荘厳

又舎利弗 彼仏国土
常作天楽 黄金為地


昼夜六時 而雨曼陀羅華

其国衆生 常以清旦 各以衣戒 盛衆妙華
供養他方 十万億仏

即以食時 還到本国 飯食経行

舎利弗
極楽国土 成就如是 功徳荘厳


復次舎利弗
彼国常有 種種奇妙 雑色之鳥
白鵠 孔雀 鸚鵡 舎利 迦陵頻伽 共命之鳥
是諸衆鳥 昼夜六時 出和雅音

其音演暢 五根五力
七菩提分 八聖道分 如是等法

其土衆生 聞是音已 
皆悉念仏 念法念僧

舎利弗
汝勿謂此鳥 実是罪報所生 


所以者何 彼仏国土
無三悪趣

舎利弗
其仏国土 尚無三悪道之名 何況有実

是諸衆鳥 皆是阿弥陀仏 欲令法音宣流 変化所作


舎利弗
彼仏国土 微風吹動
諸宝行樹 及宝羅網
出微妙音

譬如百千種楽 同時倶作

聞是音者 皆自然生 念仏念法 念僧之心


舎利弗
其仏国土 成就如是 功徳荘厳

舎利弗 
於汝意云何 彼仏何故 号阿弥陀

舎利弗
彼仏光明無量 照十方国 無所障礙


是故号為阿弥陀

又舎利弗
彼仏寿命 及其人民 無量無辺 阿僧祇劫
故名阿弥陀

舎利弗
阿弥陀仏 成佛已来 於今十劫


又舎利弗
彼仏有無量無辺  声聞弟子 皆阿羅漢

非是算数 之所能知 諸菩薩衆 亦復如是


舎利弗
彼仏国土 成就如是 功徳荘厳

仏説阿弥陀経
姚秦の三蔵法師鳩摩羅什が皇帝の命を受け訳す

私はこのように聞きました
ある時釈尊は舎衛国の祇園精舎にて1250人の弟子と供にいました

みな、名のある修行者達でした

長老のシャーリーホツ、モッケンレン、カショウ、
カセンネン、クチーラ、リハータ、シュリハンダカ、
ナンダ、アーナンダ、ラゴラ

キョウボンハダイ、ビンズルーハーラダ、カルダイ、コンピラ(金比羅)
ハクーラ、アヌルーダなど
諸々の大弟子、諸々の菩薩もいました

モンジュ(文殊)菩薩、アジタ(弥勒)菩薩、
ガンダハスティン菩薩、ニティヨーディユクタ菩薩
など諸々の偉大な菩薩達もいました

帝釈天などの無数の神々も人々と共にいました

その時釈尊は長老の舎利弗に云いました

これより西へ10万億の仏の国を過ぎたところに、
極楽と云う名の世界がある
そこには阿弥陀と呼ばれる仏がいて、
今この瞬間も教えを説いてる

シャーリーホツよ 
何故その国は極楽と呼ばれるか?

その国の人々には苦しみがなく、楽しみだけがある
だから極楽と云うのだ

またシャーリーホツよ 極楽の国土は
すべてが4種の宝物で出来た七重の垣根や網や並木が
周囲を囲っている
だからその国を極楽というのだ

またシャーリーホツよ 極楽の国土は
7種の宝物の池は8種の功徳の水であふれていて
池の底には黄金が敷きつめられている

池の周りの階段は金、銀、瑠璃、水晶で出来ていて
上には楼閣がそびえ立っている
それは金、銀、瑠璃、水晶、シャコ貝、赤真珠、
メノウで厳かに飾られている

池の蓮の花は車輪のような大きさで
青い花は青い光で、黄色の花は黄色い光で、
赤い花は赤い光で、白い花は白の光で輝いていて
とても清らかな香りがする

シャーリーホツよ
極楽の国土はこのように厳かな功徳で飾られている

またシャーリーホツよ かの仏の国では
いつも天の音楽が流れ 
地面には黄金が敷きつめられている

昼も夜も一日中天の花が降り注いでいる

その国の人々は毎朝美しい花を皿に盛り
他国の100,000億の仏を供養する

食事の時には国に戻り、食事の後には散歩をする

シャーリーホツよ
極楽の国土はこのように厳かな功徳で
飾られているのだ

また次にシャ−リーホツよ
かの国には様々な珍しい鳥達がいる
白鳥、孔雀、オウム、鷺、カリョウビンガ、グミョウ
これらの鳥達が一日中、和やかに優雅に鳴いている

そのさえずりは悟りのための5つの能力と力
7つの心得、8つの正しい生き方を説いている

その国の人々はそれを聞くと
みな、仏を念じ、法を念じ僧を念じる

シャーリーホツよ
そなたはこの鳥達が罪の報いでここに生まれたと
考えてはならない

何故ならば、かの仏の国には
地獄・餓鬼・畜生の三悪が存在しない

シャーリーホツよ
その仏の国には三悪と云う名前さえない

これらの鳥達は阿弥陀仏が教えを説く為に
創りだしたものなのだ

シャーリーホツよ
かの仏の国では心地好いそよ風が吹き
諸々の宝石で飾られた並木や網が
心地好い音を立てている

それは百千もの天上の楽器を奏でる時のようだ

この音を聞くものはみな自然に仏、教え、僧を念じる心となる

シャーリーホツよ
その仏の国はこのように美しく幸せに溢れている

シャーリーホツよ
そなたは何故その仏が阿弥陀と呼ばれると思うか?

シャーリーホツよ
その仏の慈悲は計り知れず十方の国々を照らし、
何ものにも妨げられる事はない

だから阿弥陀と名付けられたのだ

またシャーリーホツよ
その仏とその国の人々の命は無限で永遠なのだ
だから阿弥陀と名付けられた

またシャーリーホツよ
阿弥陀仏が仏となり、今日まで十劫と云うと長い時が過ぎている 

またシャーリーホツよ
かの仏には計り知れない程の最高位の出家者達が
共にいる
それは数えきれない程で、様々な菩薩達も同様に数えきれない

シャーリーホツよ
かの仏の国はこのように素晴らしい美しさで
飾られている

English translation--Tousei Style

Sukhāvatīvyūha /Amitâbha Sutra

A land of beauty and happiness


Sānzāng Kumārajīva translated upon order of the emperor of Youshin

I heard the story
Buddha was in the temple of Sāvatthī with his 1250 disciples.
All respected disciplinants

Father Sāriputta,Maudgalyāyana,kāśyapa,kātyāyana
kaushthila,Revata,Suddhipanthaka,Nanda,Ānanda,Rāhula
Gavâmpati,Pindola Bharadvâga,kālodayinā,Kalpina,
Various disciples and bodhisattva such as Bakkula, Anuruddha

And various great bodhisattva such as MaJjuzrii, Ajita,Gandhahastinā,
Nityodyuktena

And all the millions of gods such as Sakro devānām indraḥ were with the people

Among all these, Buddha addressed the father Sāriputta
A land of paradise lies over a hundred trillion of Buddha’s lands to the west
The Buddha is called Amitâbha and still teaches his teachings

O Sāriputta,why is the land called paradise?
There people have no pain, just (joy, pleasure, fun, love,…)
That’s why it’s called paradise

And Sāriputta, in the land of paradise
Septuplicate fence, septuplicate net,
and septulicate lines of trees made of four different treasures
Are all around
That’s why it’s called paradise

And Sāriputta, in the land of paradise
Abundant water of eight types of merit is filling the pond of seven treasures
Paved with gold at the bottom

The stairs around the pond are made of gold, silver, lapis lazuli and crystal
A castle stands at the top
Solemnly decorated with gold, silver, lapis lazuli, crystal, giant clam, red pearl and agate

Lotus flowers blooming in a pond, of carriage wheel size
Blue flowers are shining in the blue light.
Yellow flowers are shining in the yellow light.
Red flowers are shining in the red light.
And white flowers are shining in the white light.
With the scent of holiness

O Sāriputta
These solemn virtuous deeds decorate the paradise land

O Sāriputta, The land of Buddha
is alive with heavenly music, and its ground is covered with gold

Day and night, flowers never stop fluttering down from paradise
Every morning, the people arrange dishes with beautiful flowers
To pray for a hundred trillion Buddha of other countries
Back to their land to take a meal, and then have a walk

there is no world they can see nor touch their hearts.

O Sāriputta
These solemn virtuous deeds decorate the paradise land

And Sāriputta
The land abounds with all kinds of rare birds
Swan, peacock, parrot,heron,Kalavinka,colife bird
They sing with peace and grace all day

Their songs are the five sources and powers for Nirvana
Preaching the seven rules and eight sound ways of living

And the people,
Upon hearing the song, pray for Buddha
Pray for the law, pray for priests

O Sāriputta
Thou must not see these birds as the consequence of bad karma of their former life.
Because in the land of the Buddha
Three evils of Naraka, Preta, and Tiryagyoni do not exist.

O Sāriputta
The land of the Buddha does not have even a name called three evils.
These birds were created by Amitâbha for a purpose of preaching

O Sāriputta
In the land of the Buddha, a comfortable soft breeze
is making a soothing sound in the line of trees and nets decorated with jewels
Like a sound of 100,000 of heavenly musical instruments
Every spirit which hears this sound becomes a prayer of Buddha, teaching and priests.

O Sāriputta
The land of the Buddha is filled with happiness so beautifully.

O Sāriputta, thou may or may not know why the Buddha is called Amitâbha.

O Sāriputta
The immeasurable mercy of the Buddha lights up the lands in all directions, undisturbed.
That’s what Amitâbha was named after

And Sāriputta
The Buddha’s life and the people are infinite and eternal
That’s what Amitâbha was named after

O Sāriputta
Long long time has passed since Amitâbha became Buddha

And Sāriputta
Countless priests of supreme class are with the Buddha.
Countless, and so are the various Bodhisattvas

O Sāriputta
The land of the Buddha is decorated with all these beauty of excellence.

Chanting ten times

I embrace Amitabha.